第3部:実践チュートリアル Step 12 / 20

チュートリアル準備

いよいよ実践編です!このページでは、Claude Codeを使ってNext.jsとFastAPIのプロジェクトを作成します。Claude Codeに指示を出すだけで、必要なファイルやフォルダがすべて自動で作られます。

作成するプロジェクト

フロントエンド

  • Next.js(App Router)
  • TypeScript
  • Tailwind CSS

ポート: 3000

バックエンド

  • FastAPI
  • Python 3.x
  • uvicorn(開発サーバー)

ポート: 8000

1. 作業フォルダの作成とClaude Codeの起動

まずターミナル(コマンドプロンプト)で作業フォルダを作り、そこでClaude Codeを起動します。

Step 1-1: フォルダを作成して移動

# フォルダを作成して移動
mkdir ai-todo-app
cd ai-todo-app

Step 1-2: Claude Codeを起動

claude

Claude Codeが起動し、プロンプト(入力待ち画面)が表示されます。ここからはClaude Codeの画面で指示を入力していきます。

Claude Codeとは? ターミナルで動くAIアシスタントです。自然な日本語で指示を出すと、ファイルの作成・コマンドの実行・コードの記述をすべて自動で行ってくれます。

2. Next.jsプロジェクトの作成(Claude Codeで実行)

Step 2-1: Claude Codeに以下の指示を入力

Next.jsプロジェクトを「frontend」というフォルダ名で作成してください。

設定:
- TypeScript: Yes
- Tailwind CSS: Yes
- App Router: Yes
- src/ ディレクトリ: Yes
- ESLint: Yes
- import alias: デフォルト(カスタマイズしない)

Claude Codeは npx create-next-app@latest frontend を実行しようとします。

Step 2-2: コマンド実行の許可

重要:Claude Codeがコマンドを実行する前に、確認メッセージが表示されます。

Claude wants to execute:
npx create-next-app@latest frontend --typescript --tailwind --eslint --app --src-dir --no-import-alias

Allow? (y/n)

「y」を押してEnterで実行を許可します。内容を確認してから許可する習慣をつけましょう。

Step 2-3: 完了を確認

Claude Codeが自動的にプロジェクトを作成します。完了すると以下のようなメッセージが表示されます:

「frontendフォルダにNext.jsプロジェクトを作成しました。TypeScript、Tailwind CSS、App Routerが設定されています。」

Step 2-4: 動作確認

Claude Codeに動作確認も頼めます:

frontendフォルダに移動して、開発サーバーを起動してください。

または、自分でターミナルを別のウィンドウで開いて手動で確認することもできます:

cd frontend
npm run dev

ブラウザで http://localhost:3000 を開いて、Next.jsのページが表示されればOK!

確認が終わったら Ctrl+C でサーバーを停止してから次のステップに進みましょう。

3. FastAPIプロジェクトの作成(Claude Codeで実行)

Step 3-1: Claude Codeに以下の指示を入力

ai-todo-appフォルダの直下に、FastAPIプロジェクトを作成してください。

要件:
- フォルダ名: backend
- Python仮想環境(venv)を作成して有効化
- fastapi と uvicorn をインストール
- main.py を作成し、以下を含める:
  - Hello Worldのエンドポイント(GET /)
  - CORSの設定(http://localhost:3000 からのアクセスを許可)

Claude Codeが以下の作業を自動で行います。

Step 3-2: Claude Codeが行う処理(自動)

Claude Codeは以下のステップを順番に実行します。各コマンドの実行前に許可を求められるので、内容を確認して「y」で許可してください。

1

backendフォルダを作成

mkdir backend
2

Python仮想環境を作成

python -m venv backend/venv
3

パッケージをインストール

pip install fastapi uvicorn
4

main.pyを自動作成

CORSの設定やエンドポイントも含めて書いてくれます

Step 3-3: 作成されるmain.pyの内容

Claude Codeが自動で作成するmain.pyは、以下のような内容になります:

from fastapi import FastAPI
from fastapi.middleware.cors import CORSMiddleware

app = FastAPI()

# CORSの設定(フロントエンドからのアクセスを許可)
app.add_middleware(
    CORSMiddleware,
    allow_origins=["http://localhost:3000"],
    allow_credentials=True,
    allow_methods=["*"],
    allow_headers=["*"],
)

@app.get("/")
def read_root():
    return {"message": "Hello from FastAPI!"}

自分で書く必要はありません。Claude Codeが指示に基づいて自動で作成します。

Step 3-4: 動作確認

Claude Codeに動作確認を頼めます:

backendの開発サーバーを起動して動作確認してください。

または、自分でターミナルを別のウィンドウで開いて確認:

# backendフォルダに移動
cd backend

# 仮想環境を有効化
# Windows:
venv\Scripts\activate
# Mac/Linux:
source venv/bin/activate

# サーバーを起動
uvicorn main:app --reload

ブラウザで http://localhost:8000 を開いて、{"message":"Hello from FastAPI!"} が表示されればOK!

http://localhost:8000/docs でAPIドキュメント(自動生成)も確認できます。

4. 完成後のフォルダ構成

ここまでの手順が完了すると、以下のフォルダ構成になっています。Claude Codeに「フォルダ構成を表示して」と頼めば確認できます。

ai-todo-app/
├── frontend/          # Next.jsプロジェクト
│   ├── src/
│   │   ├── app/
│   │   │   ├── page.tsx
│   │   │   └── layout.tsx
│   │   └── components/  # コンポーネント用(後で作成)
│   ├── package.json
│   └── ...
│
└── backend/           # FastAPIプロジェクト
    ├── main.py
    ├── venv/          # 仮想環境
    └── ...

5. 開発時に使うコマンド

重要:開発中はフロントエンドとバックエンドの両方のサーバーを起動しておく必要があります。ターミナルを2つ開いて、それぞれで起動してください。

ターミナル1: フロントエンド

cd frontend
npm run dev

→ http://localhost:3000

ターミナル2: バックエンド

cd backend
# Windows:
venv\Scripts\activate
# Mac/Linux:
source venv/bin/activate

uvicorn main:app --reload

→ http://localhost:8000

ヒント:VS CodeやCursorでは「ターミナルの分割」機能で2つ同時に表示できます。さらに3つ目のターミナルでClaude Codeを起動すれば、開発サーバーを動かしながらAIに指示を出せます。

6. Claude Codeを使うときのコツ

具体的に指示を出す

悪い例

プロジェクトを作って

良い例

Next.jsプロジェクトをfrontendフォルダに作成して。TypeScript、Tailwind CSS、App Routerを使う。

コマンド実行の許可は必ず内容を確認

Claude Codeがコマンドを実行する前に許可を求めてきます。表示されるコマンドが意図したものか確認してから「y」を押しましょう。意図しないコマンドの場合は「n」で拒否できます。

エラーが出たらそのまま伝える

エラーが出た場合、Claude Codeが自動的に対処してくれることがほとんどです。自動で解決しない場合は「エラーが出ました」とそのまま伝えれば、原因を分析して修正してくれます。

作業の確認もAIに頼める

ファイルが正しく作られたか不安なときは、Claude Codeに確認を頼めます:

frontend と backend のフォルダ構成を表示して、
正しくセットアップされているか確認してください。

準備完了!

これでチュートリアルの準備が整いました。次のページから、Claude Codeと一緒に実際にTodoアプリを作っていきます!

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