チュートリアル準備
いよいよ実践編です!このページでは、Claude Codeを使ってNext.jsとFastAPIのプロジェクトを作成します。Claude Codeに指示を出すだけで、必要なファイルやフォルダがすべて自動で作られます。
作成するプロジェクト
フロントエンド
- Next.js(App Router)
- TypeScript
- Tailwind CSS
ポート: 3000
バックエンド
- FastAPI
- Python 3.x
- uvicorn(開発サーバー)
ポート: 8000
1. 作業フォルダの作成とClaude Codeの起動
まずターミナル(コマンドプロンプト)で作業フォルダを作り、そこでClaude Codeを起動します。
Step 1-1: フォルダを作成して移動
# フォルダを作成して移動
mkdir ai-todo-app
cd ai-todo-app
Step 1-2: Claude Codeを起動
claude
Claude Codeが起動し、プロンプト(入力待ち画面)が表示されます。ここからはClaude Codeの画面で指示を入力していきます。
Claude Codeとは? ターミナルで動くAIアシスタントです。自然な日本語で指示を出すと、ファイルの作成・コマンドの実行・コードの記述をすべて自動で行ってくれます。
2. Next.jsプロジェクトの作成(Claude Codeで実行)
Step 2-1: Claude Codeに以下の指示を入力
Next.jsプロジェクトを「frontend」というフォルダ名で作成してください。 設定: - TypeScript: Yes - Tailwind CSS: Yes - App Router: Yes - src/ ディレクトリ: Yes - ESLint: Yes - import alias: デフォルト(カスタマイズしない)
Claude Codeは npx create-next-app@latest frontend を実行しようとします。
Step 2-2: コマンド実行の許可
重要:Claude Codeがコマンドを実行する前に、確認メッセージが表示されます。
Claude wants to execute: npx create-next-app@latest frontend --typescript --tailwind --eslint --app --src-dir --no-import-alias Allow? (y/n)
「y」を押してEnterで実行を許可します。内容を確認してから許可する習慣をつけましょう。
Step 2-3: 完了を確認
Claude Codeが自動的にプロジェクトを作成します。完了すると以下のようなメッセージが表示されます:
「frontendフォルダにNext.jsプロジェクトを作成しました。TypeScript、Tailwind CSS、App Routerが設定されています。」
Step 2-4: 動作確認
Claude Codeに動作確認も頼めます:
frontendフォルダに移動して、開発サーバーを起動してください。
または、自分でターミナルを別のウィンドウで開いて手動で確認することもできます:
cd frontend npm run dev
ブラウザで http://localhost:3000 を開いて、Next.jsのページが表示されればOK!
確認が終わったら Ctrl+C でサーバーを停止してから次のステップに進みましょう。
3. FastAPIプロジェクトの作成(Claude Codeで実行)
Step 3-1: Claude Codeに以下の指示を入力
ai-todo-appフォルダの直下に、FastAPIプロジェクトを作成してください。 要件: - フォルダ名: backend - Python仮想環境(venv)を作成して有効化 - fastapi と uvicorn をインストール - main.py を作成し、以下を含める: - Hello Worldのエンドポイント(GET /) - CORSの設定(http://localhost:3000 からのアクセスを許可)
Claude Codeが以下の作業を自動で行います。
Step 3-2: Claude Codeが行う処理(自動)
Claude Codeは以下のステップを順番に実行します。各コマンドの実行前に許可を求められるので、内容を確認して「y」で許可してください。
backendフォルダを作成
mkdir backend
Python仮想環境を作成
python -m venv backend/venv
パッケージをインストール
pip install fastapi uvicorn
main.pyを自動作成
CORSの設定やエンドポイントも含めて書いてくれます
Step 3-3: 作成されるmain.pyの内容
Claude Codeが自動で作成するmain.pyは、以下のような内容になります:
from fastapi import FastAPI from fastapi.middleware.cors import CORSMiddleware app = FastAPI() # CORSの設定(フロントエンドからのアクセスを許可) app.add_middleware( CORSMiddleware, allow_origins=["http://localhost:3000"], allow_credentials=True, allow_methods=["*"], allow_headers=["*"], ) @app.get("/") def read_root(): return {"message": "Hello from FastAPI!"}
自分で書く必要はありません。Claude Codeが指示に基づいて自動で作成します。
Step 3-4: 動作確認
Claude Codeに動作確認を頼めます:
backendの開発サーバーを起動して動作確認してください。
または、自分でターミナルを別のウィンドウで開いて確認:
# backendフォルダに移動 cd backend # 仮想環境を有効化 # Windows: venv\Scripts\activate # Mac/Linux: source venv/bin/activate # サーバーを起動 uvicorn main:app --reload
ブラウザで http://localhost:8000 を開いて、{"message":"Hello from FastAPI!"} が表示されればOK!
http://localhost:8000/docs でAPIドキュメント(自動生成)も確認できます。
4. 完成後のフォルダ構成
ここまでの手順が完了すると、以下のフォルダ構成になっています。Claude Codeに「フォルダ構成を表示して」と頼めば確認できます。
ai-todo-app/ ├── frontend/ # Next.jsプロジェクト │ ├── src/ │ │ ├── app/ │ │ │ ├── page.tsx │ │ │ └── layout.tsx │ │ └── components/ # コンポーネント用(後で作成) │ ├── package.json │ └── ... │ └── backend/ # FastAPIプロジェクト ├── main.py ├── venv/ # 仮想環境 └── ...
5. 開発時に使うコマンド
重要:開発中はフロントエンドとバックエンドの両方のサーバーを起動しておく必要があります。ターミナルを2つ開いて、それぞれで起動してください。
ターミナル1: フロントエンド
cd frontend npm run dev
→ http://localhost:3000
ターミナル2: バックエンド
cd backend # Windows: venv\Scripts\activate # Mac/Linux: source venv/bin/activate uvicorn main:app --reload
→ http://localhost:8000
ヒント:VS CodeやCursorでは「ターミナルの分割」機能で2つ同時に表示できます。さらに3つ目のターミナルでClaude Codeを起動すれば、開発サーバーを動かしながらAIに指示を出せます。
6. Claude Codeを使うときのコツ
具体的に指示を出す
悪い例
プロジェクトを作って
良い例
Next.jsプロジェクトをfrontendフォルダに作成して。TypeScript、Tailwind CSS、App Routerを使う。
コマンド実行の許可は必ず内容を確認
Claude Codeがコマンドを実行する前に許可を求めてきます。表示されるコマンドが意図したものか確認してから「y」を押しましょう。意図しないコマンドの場合は「n」で拒否できます。
エラーが出たらそのまま伝える
エラーが出た場合、Claude Codeが自動的に対処してくれることがほとんどです。自動で解決しない場合は「エラーが出ました」とそのまま伝えれば、原因を分析して修正してくれます。
作業の確認もAIに頼める
ファイルが正しく作られたか不安なときは、Claude Codeに確認を頼めます:
frontend と backend のフォルダ構成を表示して、 正しくセットアップされているか確認してください。
準備完了!
これでチュートリアルの準備が整いました。次のページから、Claude Codeと一緒に実際にTodoアプリを作っていきます!