第2部:開発環境とAIツール Step 11 / 20

AIとの開発フロー

AIを使った開発には「効率的な進め方」があります。このページでは、プロジェクトを始めてから完成までの流れを解説します。

開発の全体的な流れ

1

要件を整理する

何を作りたいか、どんな機能が必要かを明確にする

2

AIに設計を相談する

どんな構成で作るか、どんなファイルが必要かを相談

3

バックエンド(API)を作る

FastAPIでデータの保存・取得などのAPIを作成

4

フロントエンド(画面)を作る

Next.jsでユーザーが操作する画面を作成

5

連携させる

フロントエンドからバックエンドのAPIを呼び出す

6

動作確認・修正を繰り返す

実際に動かして問題があれば修正

ステップ1: 要件の整理方法

開発を始める前に、以下の質問に答えを用意しておきましょう。

チェックリスト

  • 何を作りたいか?

    例:Todoリストアプリ、ブログ、ECサイトなど

  • どんな機能が必要か?

    例:ログイン、一覧表示、検索、投稿、編集、削除など

  • どんな画面が必要か?

    例:ホーム、詳細、フォーム、設定など

  • どんなデータを扱うか?

    例:ユーザー情報、投稿内容、商品データなど

ポイント:最初から完璧を目指さなくてOK。まずは最小限の機能(MVP)から始めましょう。

ステップ2: AIに設計を相談する

相談の例

Todoアプリを作りたいです。

機能:
- Todoの一覧表示
- 新しいTodoの追加
- Todoの完了/未完了切り替え
- Todoの削除

技術:
- フロントエンド: Next.js (TypeScript)
- バックエンド: FastAPI
- スタイリング: Tailwind CSS

この構成で作る場合、どんなファイル構成になりますか?
また、どの順番で作っていくのが良いですか?

AIが提案した構成を確認し、疑問があれば質問しましょう。

ステップ3-5: 開発の進め方

バックエンドから作る理由

  • APIが先にあると、フロントエンドが何を呼び出すか明確になる
  • /docs でAPIの動作確認ができる
  • フロントエンド開発時にAPIを待つ必要がなくなる

小さく作る、こまめに確認する

機能を作る
動作確認
問題なければ次へ
繰り返し

一度に大きな変更をせず、小さな変更を積み重ねていくと、問題が起きても原因を特定しやすい。

エラーが出たときの対処法

1. エラーメッセージを読む

エラーには原因のヒントが書いてあります。

TypeError: Cannot read property 'map' of undefined
    at TodoList (src/components/TodoList.tsx:15:23)
  • TypeError:型に関するエラー
  • Cannot read property 'map' of undefined:undefinedに対してmapを呼んだ
  • TodoList.tsx:15:23:ファイル名と行番号

2. AIに質問する

エラーメッセージをそのまま貼り付けて質問:

以下のエラーを修正してください:

TypeError: Cannot read property 'map' of undefined
at TodoList (src/components/TodoList.tsx:15:23)

発生状況:ページを開いたときにエラーになります

3. よくあるエラーパターン

undefined/null関連

→ データがまだ取得できていない状態でアクセスしている

CORS error

→ バックエンドのCORS設定が不足

404 Not Found

→ APIのURLが間違っている、またはサーバーが起動していない

覚えておこう:エラーは悪いことではありません。むしろ「何が問題か」を教えてくれる親切なメッセージです。

第2部完了!

開発環境とAIツールの学習が完了しました。次は実際にアプリを作っていきましょう!

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