第 3 章

基本的な使い方

セットアップが完了したら、いよいよ Claude Code を使ってみましょう。 この章では「起動する」「話しかける」「コードを作ってもらう」「説明してもらう」「直してもらう」という 基本の流れを、できるだけ簡単な例で学びます。

3.1 まず起動してみよう

ターミナルを開いて claude と入力し、Enter を押します。これだけで Claude Code が起動します。

ターミナル
claude

起動すると > マークの後ろにカーソルが点滅していれば、入力待ちの状態です。

終了するには

/exit と入力するか、キーボードの Ctrl + C を押します。

操作キー
送信(指示を確定する)Enter
改行(長い文を書くとき)Shift + Enter
作業を中断するCtrl + C
終了する/exit または Ctrl + C を 2 回
履歴を遡る キー

3.2 まず話しかけてみる

Claude Code はプログラムを書く道具ですが、まずは普通に話しかけてみましょう。日本語でそのまま入力すれば、日本語で答えてくれます。

最初の一言
> こんにちは!

# Claude が応答します
こんにちは!何かお手伝いできることはありますか?
質問してみる
> Python と JavaScript の違いを簡単に教えて

> プログラミング初心者が最初に学ぶべき言語は何ですか?

> 「関数」って何ですか?わかりやすく説明して
💡
遠慮せず何でも聞いてOK 「こんなこと聞いていいの?」と思うような初歩的な質問も大歓迎です。Claude Code は判断せずに丁寧に答えてくれます。

3.3 コードを作ってもらう

Claude Code の最も基本的な使い方は、「〇〇するコードを書いて」と頼むことです。

一番シンプルな例

コード生成の例
> Python で「Hello, World!」と表示するコードを書いて

すると Claude がこのようなコードを返してくれます。

Claude の返答
print("Hello, World!")

少し複雑なコードを頼む

もう少し具体的な例
> Python で、2つの数字を受け取って足し算した結果を返す関数を書いて

> JavaScript で、名前を受け取って「こんにちは、〇〇さん!」と返す関数を書いて

> Python のリスト(例:[3, 1, 4, 1, 5])から重複を取り除くコードを書いて

生成されたコードに質問する

追加で質問する
> このコードの各行が何をしているか説明して

> もっとシンプルに書ける方法はある?

> 負の数を渡したときはどうなる?
ℹ️
コードはコピーして使える Claude が返したコードはそのままコピーしてエディタに貼り付けて使えます。また「このコードをファイルに保存して」と頼むと、Claude が自動的にファイルを作ってくれます(3.6 節で詳しく説明します)。

3.4 コードを説明してもらう

手元にあるコードが何をしているのかわからないとき、Claude Code にそのまま見せれば説明してもらえます。

コードを貼り付けて説明させる
> このコードが何をしているか説明して:
  def fizzbuzz(n):
      for i in range(1, n + 1):
          if i % 15 == 0:
              print("FizzBuzz")
          elif i % 3 == 0:
              print("Fizz")
          elif i % 5 == 0:
              print("Buzz")
          else:
              print(i)

説明のレベルを指定する

説明の粒度を指定する
> プログラミング初心者にもわかるように、一行ずつ説明して

> このコードで使われている「%」という記号は何?

> このコードを実行したら何が出力される?具体的に見せて

3.5 コードを直してもらう

エラーが出て困ったとき、エラーメッセージをそのまま Claude に見せると原因を調べて修正してくれます。

エラーを直してもらう
> このエラーが出て動きません。直してください:
  NameError: name 'pritn' is not defined
コードとエラーをセットで渡す
> 以下のコードを動かすとエラーになります。直してください。

  コード:
  numbers = [1, 2, 3]
  print(numbers[5])

  エラー:
  IndexError: list index out of range

改善をお願いする

改善の依頼
> このコードはちゃんと動くけど、もっとわかりやすく書き直して

> 変数名が意味不明なので、わかりやすい名前に変えて

> 同じような処理が3回繰り返されているので、まとめて
💡
エラーメッセージは翻訳しなくてOK 英語のエラーメッセージもそのまま貼り付ければ大丈夫です。

3.6 ファイルを使った操作

Claude Code はファイルを直接読んだり、作成したりすることもできます。

ファイルパスとは?

ファイルパスとは、ファイルがどこにあるかを示す住所のようなものです。たとえば hello.py は、今いるフォルダの中にある hello.py という Python ファイルを指します。

📂
フォルダ構成のイメージ
my-project/ ← ここで claude を起動
  ├── hello.py ← hello.py で指定できる
  └── src/
      └── main.py ← src/main.py で指定できる

既存のファイルを読んでもらう

ファイルを読んで説明してもらう
> hello.py を読んで、何をするコードか教えて

> main.py のコードに問題がないか確認して

新しいファイルを作ってもらう

ファイルを作ってもらう
> hello.py というファイルを作って。
  「こんにちは!」と表示する Python のコードを書いて
⚠️
確認画面は必ずチェックしよう ファイルの作成・変更前には必ず確認画面が表示されます。内容を読んで「意図通りか」確認してから y を押す習慣をつけましょう。n を押せばキャンセルできます。

3.7 スラッシュコマンド

/(スラッシュ)から始まるコマンドを入力すると、会話のリセットや設定変更などの操作ができます。

コマンド何をするか使いどころ
/help使えるコマンドの一覧を表示する困ったときにまず打つ
/clear会話の履歴をリセットする別のテーマに切り替えるとき
/model使う AI モデルを切り替える速度・精度を変えたいとき
/cost今のセッションの使用量を確認するどのくらい使ったか確認したいとき
/exitClaude Code を終了する作業が終わったとき
💡
/clear はこまめに使おう 別の話題に移るときは /clear で一度リセットすると前の内容に引きずられず、精度が上がります。

3.8 伝え方のコツ

Claude Code への指示の書き方次第で、結果の質が大きく変わります。

具体的に書く

曖昧な指示

「関数を書いて」

→ 何の関数かわからない

具体的な指示

「2つの数を受け取って、大きい方を返す Python の関数を書いて」

使いたい言語・ツールを書く

言語が不明

「足し算するコードを書いて」

→ どの言語で書くか不明

言語を明示

「Python で足し算するコードを書いて」

一度に大きく頼みすぎない

段階的に進める例
# ① まず小さな部品を作る
> 名前と点数を受け取って、合否を返す Python の関数を書いて。60点以上なら「合格」、未満なら「不合格」を返す

# ② 動作を確認してから次のステップへ
> このコードで、50点を渡したらどうなる?

# ③ 問題なければ機能を追加する
> 80点以上なら「優秀」も追加して

3.9 まとめ

  • claude と入力するだけで起動。/exit または Ctrl+C で終了
  • 日本語でそのまま話しかけられる。質問・相談も OK
  • 「〇〇するコードを書いて」でコードを生成してもらえる
  • コードを貼り付けて「説明して」と頼めば内容を解説してくれる
  • エラーメッセージをそのまま渡せば原因を調べて修正してくれる
  • 指示は具体的・段階的に書くと精度が上がる
🎯
次のステップ(第4章) 次の章では、ファイル操作・コマンド実行・Web 検索など Claude Code が使える「ツール」の仕組みと、外部サービスと連携する MCP について学びます。